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持続可能な資材調達の手引き

sustainable procurement guide
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持続可能な資材調達を始めるために

持続可能な資材調達を開始、あるいは拡大するにあたっては、他の新しい取り組みを始める時と同様に、様々な未知の問題に直面することになるでしょう。 しかし、幸いにも、これまでに数百社の会社が同じ道を辿り、多くの同じような問題や懸念と向き合ってきました。

以下では、よくある質問の例と、それぞれに対する答えになるような弊社のブログやペーパー等の資料へのリンクをまとめています。

 

なぜ持続可能な資材調達に取り組むべきなのか? 

会社はどのようにサステナビリティを諸施策の優先順位の中に組み込んでいるのでしょうか?優先的にサステナビリティに取り組んでいるのであれば、その優先度を増大させている要因は何でしょうか?会社の調達部門の責任者のうち90パーセント以上が持続可能な資材調達を緊急の、あるいは非常に重要な課題と回答していることから分かる通り、持続可能な資材調達への流れは加速しています。その動機として、コスト削減やリスク低減等の「守り」の課題が中心的なものとして挙げられます。一方で、持続可能な資材調達を通して、売上の増加、提案の差別化、調達先におけるイノベーションの促進といった「攻め」のポジティブな効果を実現している会社の数が増えつつあります。

リソース
トレンドと洞察: 持続可能な調達指標ベンチマークレポート
動画を見る:5人の調達担当者の回答:
なぜ持続可能な調達なのか?
報告書を読む:火遊び:サプライチェーンに潜む4つのリスク

ウェブキャストを見る:持続可能な調達の戦略的な原動力(「持続可能な調達ナビゲート」シリーズのパート1)

 

持続可能な資材調達プログラムへの投資について、どのように会社の経営陣を説得すればよいでしょうか?

持続可能な資材調達を開始することを決断したのであれば、次のステップは上司、チーム、経営陣等、周囲のサポートを得ることです。 これには資金やリソースのみならず、時間と、調達に関わる組織やプロセスの様々な部分との横断的な協働が必要となります。

リソース:

新しいガイドを読む(SPLCの友人より):持続可能な調達に投資するためのビジネスケース

論文を読む:持続可能な調達のためのビジネスケースを構築するための5ステップ

 

サプライヤーモニタリングプログラムの導入にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?(相互評価プラットフォームの導入により、自社でモニタリングを実施する場合と比べて、自社およびサプライヤーはどれくらいコストカットできるのでしょうか?)

この質問は、「社内でできることは何か」、「何をアウトソースすべきか 」と併せてよく聞かれるものです。 ここでは、これらの質問に対する洞察を提供すべく、2007年以来、450以上のグローバルな多国籍企業のの調達チームとの協働を通じて開発したガイドラインとツールを紹介します。

リソース
ブログ記事を読む: サプライヤーモニタリングプログラムの導入にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
(*注ー上記の2019年指標レポートでは、エンゲージメントと最終的には「カバレッジ」を妨げる「コンプライアンスの罠」と、注意すべき「SAQ」タイプのプログラムの制限について説明しています。)

 

どのようにしてサプライヤーが継続的にポジティブなサステナビリティ・パフォーマンスを実現できるようにすればよいでしょうか?

大多数の企業にとってサプライヤー評価を行う目的は、単に評価結果を受け取ることだけにとどまらず、サプライチェーンにおける弱点を改善し、リスクを低減し、イノベーションを促進することです。コンプライアンスのみに固執する姿勢では、このような成果を得られる可能性は限定されます。パフォーマンス・ベースのアプローチに移行することで、サプライヤー自身が自らのパフォーマンスの責任主体となり、サプライネットワークの中で持続的な改善とイノベーションを促進することが可能になります。

5つの重要な要素が浮上したことで、企業の意思決定者は資材調達プログラムの焦点を、サプライヤーを長期的に持続可能な資材調達に関与させる、パフォーマンス・ベースのアプローチへと移行させることができたのです。  企業は、リスク削減、ブランド向上、新たな収益成長だけでなく、地球や地域社会への総合的な影響を改善することで、その成果を享受しているのです。

リソース
論文を読む:コンプライアンスを超えて:
持続可能な調達価値創造の5つの柱
ブログ記事を読む:サプライヤー参画のための5つのルールと、サプライヤーのサステナビリティ評価のベストプラクティス

 

自分の会社ではすでにサプライヤーの現地監査を行っています。なぜ、それに加えてCSR評価・モニタリングが必要なのですか?

監査をサプライチェーンのリスクマネジメントのための真に有効な手段とするには、大きなギャップが存在することが多くの経験的なエビデンスによって示されています。長期にわたって真の透明性を実現し、実務レベルにおいて有意義な改善を促すには、多層的な評価と関与のプログラムを含む、より全体的なアプローチが必要です。

リソース:
ブログ記事、監査(パート1)を読む: オンサイトサプライヤー監査の限界と進化する役割:基準を逃し始めている4つの理由
監査(パート2):現地監査の最大化:サプライヤーのCSRパフォーマンス管理への多面的アプローチ

 

間接費について - なぜ心配する必要があるのですか?どのように対処すればよいのでしょうか?

調達担当者の大半は、可視性が高く、自らの専門領域かつ管理下である直接費カテゴリーに対してはリスク・CSRモニタリングを集中させる一方で、間接費のリスクは増大します。平均して、間接費は総支出の約27%を占め、アウトソーシングや契約社員の活用により、その割合は増加の一途をたどっています。間接業務のカテゴリーへの支出は、今後も増え続けることが予想されますが、多くの場合、現地監査はこのようなカテゴリーのリスクを把握し、打ち取るのに適していません。これらのリスクとその対策とは何でしょうか?

リソース:

サプライベースの間接的なカテゴリーにおけるサステナビリティの課題について、電子書籍を読む (Spend Mattersの調達専門家著)

間接的なカテゴリーのサステナビリティの課題に関するブリーフィングを読む

 

自己診断アンケート(SAQ)はどうですか?既存のSAQプログラムがあります。

サプライチェーンのリスクは多くの産業で増加し続けていますが、企業は、自社でリスクを評価し管理し、取引先の改善を支援することが非常に困難であることに気付き始めています。同時に、サステナビリティは多くの産業において、価値の創出や戦略的な成長分野として加速しています。  多くの調達チームは、サプライヤーCSR自己評価アンケート(SAQ)を独自に作成することから始めています。しかし、企業がリスクに対処し、持続的な成果を上げて向上の機会を活用するためには、サプライヤー向けCSR評価ツールや手法も環境の変化に合わせて迅速に対応させていく必要があります。

リソース
セルフアセスメントの質問票データ収集だけでは不十分な理由についてブログを読む
10項目の比較を見る:SAQと格付けの比較

 

 

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