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EU | 有効:2020

EUタクソノミー

EUのネットゼロ推進の中心であるこのタクソノミーによって、科学的基準に従って170種類の経済活動を標準化された種類に分類できます。ある活動が「タクソノミーに沿ったもの」とみなされるためには、次の6つの環境目標のうち少なくとも1つに貢献している必要があります。

  1. 気候変動の緩和(組織が環境に与える影響)
  2. 気候変動への適応(環境が組織に与える影響)
  3. 水および海洋資源の利用と保護
  4. 循環型経済への移行
  5. 汚染の防止と管理
  6. 生物多様性および生態系の保護と回復

また、EUのタクソノミーに従って持続可能な活動に分類されるためには、先に述べたいずれの環境目標にも違反してはならず、国連のビジネスと人権に関する指導原則のような最低限の安全要件を満たしている必要があります。

2023年1月以降、選ばれた企業は、タクソノミーの基準に照らして自社の活動の状況を評価し、その結果を公に開示することが求められています。EUタクソノミーは、以下の場合に必須となっています

  • すでにNFRD(非財務情報開示指令)の対象となっている公益性の高い大企業
  • 現在、NFRDの対象となっていない企業のうち、CSRDの3つの基準のうち2つを満たす企業:i)従業員250人以上ii) 年間売上高が4,000万ユーロ以上あることiii) バランスシートが2,000万ユーロ以上あること
  • 上場している中小企業
  • EU域内で金融商品を提供する、企業年金プロバイダーなどの金融市場参加者