企業の社会的責任
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企業の社会的責任(CSR)とは、組織の活動の社会及び環境への影響を測定し、自己規制する事業慣行です。これは、以下のような特徴を持つ、透明で倫理的な行動により達成されます。
- 健康や社会福祉を含めた持続可能な発展に貢献
- 利害関係者と顧客の期待を認識
- 適用法に準拠し、国際基準と一致
- 組織全体に適用し、外部利害関係者との関係に反映
ISO2600の6つの中核主題:
- 人権
- 労働慣行
- 環境
- 公正な事業慣行
- 消費者課題
- 地域への貢献と発展
CSRは、持続可能な調達と緊密に連携し以下に役立ちます。
- 人権の保護を支持・尊重し、事業が業務全体を通して虐待に関わっていないことを保証し、あらゆる形の強制労働を撲滅しようと勤める。
- 雇用の平等を推進し差別をなくす。
- 事業の環境への影響に対する責任を特定する。
- 不正行為防止対策、責任あるマーケティングと内部告発の仕組みを含む、厳格な倫理的事業慣行を実施する。
- 透明性を指示し、企業のCSRの進捗を報告する。
- この責任をサプライチェーンに拡張し、サプライヤー、パートナー、販売代理店、その他第三者がこれらの原則を遵守させる。
CSRテーマと基準
EcoVadis は、次のテーマを網羅するよう
企業の社会的責任の範囲を定義しています。
CSRの実施方法:
- まず、必要な方針、業務上の実行計画、全CSRテーマにわたる活動の報告の仕組みを作成して、CSR管理システムを確立する。これらの方針が定義され、実施のための充分なリソースを割り当てられ、進捗の追跡と結果報告を可能にするために関連するKPIがあることが重要。
- 次に、上級管理者レベルの支援を得て、方針を会社全体に確実に伝える。
- その後、意思決定レベルのCSR専門家に管理方針の開発と実施を委託。
- 次に、時間をかけてすべての利害関係者との関係を構築する(株主、従業員、NGO、パートナー、顧客など)。
- 最後に、これらの方針を通常の報告サイクルおよびチャンネルに統合する。
CSRが実施できた場合のメリット:
- 期待とリスク管理の向上。
- 評判とブランドイメージ管理の向上。
- 市場ポジショニング、イノベーションの改善、競争力。
- 操業費用の節約
- 効果的かつ効率的なサプライチェーン関係を誘致し構築する能力の向上、
- 規制者との関係改善と環境および社会関連法令の順守。
EcoVadisの評価および等級付けを利用すると、お客様の会社の管理システム、強み、改善可能な領域についてしっかりと理解することができます。