サステナビリティのリスク管理を求める声は世界中で高まっています。製薬業界も例外ではありません。持続可能な資材調達の担当者は、「ブロックバスター」モデルから新たな競争環境への移行を進める一方で、ステークホルダーの要求に応えるため、緊急の課題に直面しています。
近年に台頭してきたモデルは、収益損失や検査の強化などのリスクに加えて、製品サイクルの短縮、カスタマイズされた医薬品、利益率の低い新興市場、主要市場における利益率の圧迫など、 さらなる問題を浮き彫りにしています。
グラクソ・スミスクライン、テバ、武田薬品工業の3社は、EcoVadisとともにレスポンシブル・ヘルス・イニシアチブを立ち上げました。この新しい取り組みの目的は、相互協力と技術で、グローバルヘルスに関わるサプライチェーンの可視性、効率性、サステナビリティを向上させることにあります。
EcoVadisは、重複した質問票や実用的でない自己評価データ、高額なオンサイト監査の限界を打ち破るグローバルなソリューションを提供します。
EcoVadisスコアカードは250以上の業種に対応し、185ヵ国以上でサプライヤーのCSR実践のモニタリングに活用されています。評価のフレームワークは、各企業の活動、規模、および事業を展開する地理的な条件に応じてカスタマイズされます。
ダッシュボードでは、担当者やカテゴリー別に、または任意のフィルターにかけてビジネスパートナーのパフォーマンスをモニタリングできます。評価依頼、レポート作成、データのエクスポートを行い、リスクとパフォーマンスに関する目標やイニシアチブにチームを参加させることができます。
サプライヤーのパフォーマンスをそれぞれのテーマに沿って、業種または国別に測定します。
実行計画にアクセスし、CSRパフォーマンスを向上させるためにサプライヤーがとる行動について、バイヤーとサプライヤーの間で対話ができる。