サステナビリティのリスク管理を求める声は世界中で高まっています。製薬業界も例外ではありません。持続可能な資材調達の担当者は、「ブロックバスター」モデルから新たな競争環境への移行を進める一方で、ステークホルダーの要求に応えるため、緊急の課題に直面しています。
近年に台頭してきたモデルは、収益損失や検査の強化などのリスクに加えて、製品サイクルの短縮、カスタマイズされた医薬品、利益率の低い新興市場、主要市場における利益率の圧迫など、 さらなる問題を浮き彫りにしています。
ジョンソン・エンド・ジョンソン、グラクソ・スミスクライン、メルク、サノフィ、バイエル、武田薬品工業、アムジェン、ベーリンガーインゲルハイム、テバなど、製薬やバイオテクノロジー関連の最大手25社のほぼ半数がEcoVadisを利用しています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、ヘルスケア関連製品の研究開発、製造、販売を行う持株会社です。 一般向け、医薬品、医療機器の3つの分野で事業を展開しています。
サプライヤーとの提携により、サプライチェーンの社会的、環境的、経済的パフォーマンスを強化し、また全体的なフットプリントを削減することで、自社の強化につながります。EcoVadisのサービスは、サプライヤーがジョンソン・エンド・ジョンソンの責任基準(Responsibility Standards)に準拠しているかどうかを確認するのに役立っています。
サノフィは、フランスのパリに本社を置く多国籍製薬会社です。2013年時点で、処方箋売上高は世界第5位。
実績あるCSR専門機関の力を借りようと、外部パートナーであるEcoVadisに私たちのミッションを託しています。
グラクソ・スミスクライン、テバ、武田薬品工業の3社は、EcoVadisとともにレスポンシブル・ヘルス・イニシアチブを立ち上げました。この新しい取り組みの目的は、相互協力と技術で、グローバルヘルスに関わるサプライチェーンの可視性、効率性、サステナビリティを向上させることにあります。
EcoVadisは、重複した質問票や実用的でない自己評価データ、高額なオンサイト監査の限界を打ち破るグローバルなソリューションを提供します。
EcoVadisのスコアカードは200以上の業種に対応し、175ヵ国以上でサプライヤーのCSR実践のモニタリングに活用されています。評価のフレームワークは、各企業の活動、規模、および事業を展開する地理的な条件に応じてカスタマイズされます。
ダッシュボードでは、担当者やカテゴリー別に、または任意のフィルターにかけてビジネスパートナーのパフォーマンスをモニタリングできます。評価依頼、レポート作成、データのエクスポートを行い、リスクとパフォーマンスに関する目標やイニシアチブにチームを参加させることができます。
サプライヤーのパフォーマンスをそれぞれのテーマに沿って、業種または国別に測定します。
実行計画にアクセスし、CSRパフォーマンスを向上させるためにサプライヤーがとる行動について、バイヤーとサプライヤーの間で対話ができる。